パーソナルカラー診断を行う人気職のカラーアナリストとは
- watercoler4597
- 4月24日
- 読了時間: 7分
更新日:5月30日
カラーアナリストとは

私たちイメージコンサルタント、特にパーソナルカラー診断を行うイメージコンサルタントをカラーアナリストと呼びます🌸どなたでも見たことがあるカラフルな布を胸元に当てて、一枚一枚めくって顔色にどんな変化が起こるかを見つけるのがカラーアナリストです。お似合いになる色、苦手な色をお客様に正しくお伝えするのがカラーアナリストの仕事です🎀
カラーアナリストが用意するもの
カラーアナリストが診断するにあたり用意するものは次のようなものです。
①ドレープ、鏡
②服の色を覆うもの…白いケープ
③髪の毛を止めるもの…ヘアピン、ヘアゴム、ヘアバンド
④化粧を落とすもの…ティッシュペーパー、コットン、クレンジング
⑤メイク道具、化粧品(必要であれば)…ファンデーション、口紅、アイシャドーなど
⑥カラーサンプル…パーソナルカラータイプ別カラーサンプル
⑦その他…カウンセリングシート、アドバイスシート、イメージマップ
などです。何もパーソナルカラー診断の時に必要になってきます🪴
光の環境
パーソナルカラー診断をする時に必要となってくるのが光です。光も大切な診断要素です🫶🏻
◼️自然光
◎自然光が入る明るい部屋がベスト。※直射日光が、カラー診断をする人の顔やドレープ、鏡に当たらない場所 ※時間帯は午前9時〜4時までが望ましい
◼️人工照明を用いる場合
◎あまり暗くない場所では高演色性の昼白色蛍光灯のみ
◎暗い場所では、昼白色蛍光灯と明るさの出やすい昼光色蛍光灯を併用すると良い
※白熱灯はNG(オレンジ色の光のためカラー診断しにくい
ドレーピングの留意点
いやいよパーソナルカラー診断の花形、ドレーピングについてです。布を次々と当てていく際に大切なことがあります🌈
◎明るい場所で行う(できれば自然光の当たる場所)
◎できれば化粧を落とす。(生まれもった本来の色素を分析するため)
◎額、頬、顎に髪の毛がかからないようにダッカールで止める(顔色が見えやすいように)
◎アナリストの服は黒、白、グレイ、ベージュなどにし鮮やかな色は避ける
◎ドレーピングの前に肌、唇、髪、目の色をよく見てカラータイプの予測をつけておく
◎色に対する私的な観念(好き嫌い)や、色のイメージに固執することなく、ドレープの色による「顔映りの変化」に神経を集中させる🍀
パーソナルカラー診断の際のドレーピングの方法
私たちパーソナルカラー診断士にはもはや日常のことですが、ドレーピングとは以下のように行います🎀
◎ドレープを顔の下(胸元)に当てる。
両肩にドレープの端をかけ、首元からケープや下に出ている服の色が見えないようにする。ドレープにシワが寄らないように注意する。
◎1色のドレープを見る時間は2〜3秒程度。
時間をかけすぎると顔色の変化が分かりにくくなる。鏡越しに映る被験者(モデル)の顔から目を離さずにドレープをめくり、次の色に移った瞬間の顔色の変化をチェックする。
◎テストカラーの順は、目に優しく残像が残らない色から見る。
目に優しい色とは、低彩度、高明度、濁色の特徴を持つ色。よって、サマーの色を最も上にしてドレーピングするのが好ましい😊
パーソナルカラーアナリシス(ドレーピング)
◎「パーソナルカラーアナリシス」とは、人それぞれの固有の色(肌、目、髪)を分析して、その人の印象をよりよくする色(似合う色🟰パーソナルカラー)を見つけることです。日本語では「パーソナルカラー診断」、「パーソナルカラー分析」と訳されています🪴
◎4シーズン(スプリング、サマー、オータム、ウィンター)のグループに分けたドレープ(色布)を胸元に当て、顔映りをチェックすることをドレーピングと呼びます。胸元のドレープの色が顔に映り込むため、ドレープの色の特徴(色相、アンダートーン、明度、彩度、清濁感)を変えるごとに、顔色や肌の質感、影の濃さなどが異なって見えます。その中で良い効果をもたらし、より良い印象になる色を選んでいきます💗
◎通常、同一平面上に異なる色を配置すると、お互いの色の違いを強調する「対比現象」が生じますが、パーソナルカラー診断での見え方は対比ではなく「同化現象」となります。立体的な人の体や顔においては、胸元の服やドレープの色が反射して顔に映り、色の特徴はそのまま顔に反映されるからです。(明るい色が顔近くにくると顔は明るく見えます)また、外見的に顔と胸元が一体化して見える点においても「同化」と言えます🫶🏻
顔映りのチェックポイント

◎顔色…いい印象(血色が良く見える、健康的に見える、明るくなる)悪い印象(血色が悪く見える、不健康そうに見える、青白い、黄ばむ、くすむ、暗くなる)
◎肌の質感…いい印象(ツヤが出る、透明感がでる、滑らかな肌に見える)悪い印象(ツヤがなくなる、皮膚が分厚く見える)肌がざらついて見える)
◎顔の影…アイホールや頬に暗い影が入らない、目の下のクマが目立たない、ほうれい線(豊麗線、法令線、豊齢線)が目立たない。悪い印象(アイホールや頬に影が濃く入り、目の下のくまが強調されて疲れて見え、陰気で険しい表情に見える。ほうれい線が濃く目立ち、老けて見える
◎顔の輪郭、目鼻立ちの立体感…いい印象(輪郭が引き立ち、小顔効果がある、フェイスラインがリフトアップする、顔の輪郭や頬、鼻の脇に適度な影が入り、立体的な顔に見える。悪い印象(輪郭がぼやけてかおのいんしょうが薄れる、顔が膨張して見える、顔の立体感がなくなり、平面的な顔に見える)
◎シミ、シワ、ニキビ跡…いい印象(色素沈着や肌のトラブルが目立たず、なめらかできれいな肌に見える)悪い印象(色素沈着や肌のトラブルが目立つ)
◎目の輝き…いい印象(いきいきと輝いて見える、目力がでる)悪い印象(眠そうな、ぼんやりした目に見える)
◎髪の毛…いい印象(艶やかに見える)悪い印象(痛んだように見える、髪の色がくすむ)
◎実年齢との差…良い印象(若々しく見える、年相応に見える)悪い印象(老けて見える、変にわかづくりに見える)
色の特徴による顔映りの変化
◎アンダートーン…イエローアンダートーン(顔に黄みを足し顔色を出す、血色が良く見える、健康的に見える。※悪印象…黄ばんで見える、くすんで見える、膨張して見える)ブルーアンダートーン(顔に青みを足して顔色を抑える、色白に見える、すっきりする、肌の透明感が増す。※悪印象(青ざめて血色が悪く見える、不健康そう、寂しい感じ)
◎明度…高明度(顔を明るくする、明るい性格に見える、色素沈着やほうれい線が目立たない)※悪印象(顔が白くなりすぎる、影がなくなり平面的に見える、顔が膨張する、顔がぼやける)低明度(顔を暗くする、適度な影が顔に入り目鼻立ちがはっきりして立体的な顔に見える。輪郭が引き締まり小顔効果が出る)※悪印象(暗く見える、影が濃く入り陰気で険しく見える、色素沈着やシワ、ほうれい線が目立つ)
◎彩度…高彩度(顔立ちをはっきりさせる、顔がはっきりする、華やかになる、色の強さに負けない)※悪印象(顔よりドレープの色が目立つ、肌がざらつく、グレイ感がでる、派手すぎる感じになる)低彩度(顔立ちをソフトにする、顔がすっきりする、落ち着いた感じになる、地味に見えない)※悪印象(顔がぼやける、印象が薄れて寂しい感じになる、地味に見える)
◎清濁性…清色(肌の光沢感(ツヤ)がます、肌にツヤが出る、肌にハリが出る、輪郭や顔立ちがはっきりする)※悪印象(肌がテカテカ光って見える、肌質が固く感じる、肌色、頬の色に色むらを感じる)濁色(肌をマットにする、肌が整い、なめらかに見える、肌質がソフトに感じる、輪郭や顔立ちがソフトになる)※悪印象(肌の艶がなくなる、顔がぼやけて見える、地味に見える)
まとめ
パーソナルカラー診断のドレーピングを中心に、パーソナルカラー診断士が何を基準に、どう判断しているかをお伝えしました。ドレーピングはパーソナルカラー診断のもっともワクワクと胸が躍る場面ですが、診断士は短い時間の中であらゆることを感じ、察知し、間違いのない正しい診断をすることが大切です😊
ぜひ、ドレーピングの醍醐味を味わいにきてくださいね💓
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