パーソナルカラー診断で多いのは?
- watercoler4597
- 4月14日
- 読了時間: 7分
こんにちは!パーソナルカラー診断が多くの方に認識、診断されるようになってきました。こうなると増えてくる疑問が「何タイプが多いの?」という疑問です。今日はこのテーマでお話したいと思います。

日本人に多いパーソナルカラーって何?とネットで調べてみると、ほとんどのサイトで「ブルーベース夏」となっているのではないでしょうか。
パーソナルカラーに興味がある方なら、「日本人はブルーベースの方が多い」という話も耳にしたことがあるかもしれません。
当サロンの実績、約2000人以上の診断をしてきたのですが、確かに「ブルーベース夏」が多いです。パーソナルカラー診断を受けるのが20代が多いことを考えると、色白で血色のいい「ブルーベース夏」が多いのかとも思ったのですが、大人世代の方もやはり「ブルーベース夏」が多いと感じています。次に多いのが「イエベ春」です。
ブルーベースにしろイエローベースにしろ、夏と春が多いと言うことは「高明度」が得意な方が多いと言うことです。明るくて、柔らかい、または元気な色です。お肌が白く血色がいい方がが多いとも考えられます。

実際に街や電車にいる人たちを観察してみても、やっぱり一番ブルべ夏が多そうだなぁという気がします。
ちなみに「イエベ春」が全体の2割~3割といったところでしょうか。
そして残りの2割前後で「イエベ秋」と「ブルベ冬」が半分ずつくらい、といった感じです。
私の習ったスクールでは「イエベ秋」が一番少ないと教えてもらいましたが、確かに「イエベ秋」はかなり少ないです。それにもかかわらずご自分のことを「イエベ秋」だと思っていらっしゃる方がとても多く、おそらく1番多いのではないでしょうか。理由は黄みの強さでイエベ秋だと思いこんでいるようですが、診断していて感じることは本当に「イエベ秋」は少ないのです。
だからこそ思い込みや自己判定より、きちんと診断した方がいいと思います。ちなみに4シーズンパーソナルカラー診断の診断方法ですが、春夏秋冬それぞれ4枚のドレープをお顔に当てて診断していきます。順番は夏→冬→春→秋といった順番で、高明度→低明度→高明度→低明度と比べていきます。単純にドレープをめくっていくだけではなく、肩に乗せたり、斜めに置いたりして違いを確認していきます。
この時に、お似合いになるドレープは、血色が良くなり、顔色が白く見え、目鼻立ちがくっきりと彫りが深く見え、小顔効果もあります。こういった高い美容効果が得られるのです。
診断中、ほとんどのお客様がこの違いに驚かれます。逆に似合わないドレープを置くと、顔色が青ざめたり、または暗く茶色く見えたり、しみそばかすが浮き上がり、お顔のラインがぼやけて見えます。この対比がとても分かりやすいので、お客様のほとんどがとても驚かれ、同時に結果にご満足いただけるのです。
診断の際に使うドレープや色をお伝えします。
◎ピンク(パステルピンク、ショッキングピンク、コーラルピンク、サーモンピンク)
◎ブルー(ソフトブルー、ロイヤルブルー、アクアブルー、ダックブルー)
◎イエロー(ソフトレモンイエロー、レモンイエロー、クリームイエロー、マスタード)
◎グリーン(ターコイズグリーン、ピーコックグリーン、エメラルドグリーン、エバーグリーン)
◎レッド(ローズレッド、カーマイン、バーミリオン、トマトレッド)
◎ホワイト(オフホワイト 、スノウホワイト、アイボリー、エクリュ)
◎ベーシックカラー(グレー、ブラック、ベージュ、ダークブラウン)
です。
この中でも特に得意か得意でないかが分かりやすい色があります。
サマーであればソフトレモンイエロー。ブルーベースなのに黄色で、パステルカラーなので「ブルベ夏」の方でなければお似合いになりません。
ウィンターであればロイヤルブルーとカーマイン。鮮やかな青と濃い赤です。どちらも彩度が高いのでウィンターの方に合わせると輝くようにお肌が美しく見えます。
スプリングはアクアブルー。明度が高く彩度も高いのでスプリングの、内側から輝くようなお肌のトーンがなければお似合いになりません。
オータムは難しい色が多いです。ダックブルー、マスタードは特に難しい色で、難しすぎるあまり、診断が楽というか、この色が似合えばすなわちオータム、と言えるぐらい分かりやすいオータムカラーといえます。
ちなみに不思議なことにパーソナルカラーには男女差もあって、上に書いた割合は女性の場合になります。
男性の診断になると、ブルべ夏が一番多いのは女性と同様ですが、「イエベ春」の割合が減り、「ブルべ冬」が多くなります。
こういったドレーピングを通じて、淡く柔らかい色の「ブルベ夏」が一番多いのが分かりやすくなるのです。お肌の色と相性が良く、ドレープを当てた瞬間にお客様の顔色がパッと明るくなるのは、私たち診断士にとっても醍醐味です。

職業病のようですが、テレビや街を歩いていても目に入った方のパーソナルカラー診断をしてみたり、骨格診断をしたりするのが癖になっているのですが、やはり「ブルベ夏」が多いなぁと思います。
反対にInstagramなどで良くある芸能人をパーソナルカラー診断したものに「イエベ秋」が多いのにはちょっと疑問を感じます。本当にプロの診断士が診断したのかな、と勘ぐったりしてしまいます 笑。
蛇足ですが、芸能人の方たちを見ていて思うのは、女優、俳優の方には「ブルベ夏」が多く、アイドル系にはブルベ夏の男性芸能人って意外と少ないなぁと思います。(でもアイドル系には男女ともに「イエベ春」が多いのでおもしろいな〜と思って見ています。どちらにしても「ブルべ夏」は日本人では圧倒的1位ですね。
ブルベ夏の代表的な色素傾向というと、肌が薄めで、ピンクみを帯びていて、瞳が明るくて、髪も柔らかめで…といった感じの、いわゆる着物や浴衣が似合いそうな「日本人らしい雰囲気」ともいえるかもしれません。
逆に、イエベ秋やブルベ冬というのは、肌質がしっかりしていて、髪にもハリがあって量も多くて、瞳も深い印象で…といった感じなので、日本人のあっさりとした雰囲気とは少し違っているかもしれません。
沖縄県にはイエベ秋やブルべ冬が多くなるという話もありますが、安室奈美恵さんとかは典型的なイエベ秋!という感じですよね。実は私も「イエベ秋」っぽいと言われますが、全然「イエベ春」です😊🍀
地域によってパーソナルカラーに偏りがあることを思うと、国によって一番多いパーソナルカラーが違うのは当然のような気がします^^
同じアジア人でも、東南アジアの方は鮮やかな褐色の肌色が美しく、極東の日本、韓国などは色白信奉が強いですよね。お肌の色が、その地域の自然に根差した風景に溶け込む物であると考えると、パーソナルカラーがとても美しく、ロマンのあるものに感じられますね。
というわけで、私調べでも、日本人に多いパーソナルカラーは「ブルべ夏」ということに戻ります。ちなみに16タイプパーソナルカラー診断では、「ブルベ夏」がさらに4タイプに分けられます。
◎ライトサマー…パステルカラーが似合う高明度、低彩度の色
◎ブライトサマー…明るく華やかな中〜高明度、やや高彩度な色
◎ミューテッドサマー…中彩度の濁色
◎クールサマー…ウィンターに近い青みの強い色。
全匡的に上品で落ち着いた色が多いのが特徴です。4シーズンパーソナルカラー診断との大きな違いは、濁色が1つしかなく、実は日本人にはそれほどくすみカラーがお似合いになる方がいらっしゃらないということです。
このことについては、またいつか、より詳しく深掘りしたいと思います。
日本人には「ブルベ夏」が多く、また「ブルベ夏が好きな方が多いのも特徴的です。どのタイプもお似合いになる色を身につけると美しく、健康的に見えます🌸数多くのお客様を診断してきましたが、何タイプが一番美しいか、ということは全くないと感じています。健康的で表情豊かな方や、着ていらっしゃるお洋服と調和が取れていればとてもお美しく見えます。
ファッション、メイク、ヘアカラーなど、全ては「調和」に尽きると思います。ぜひご自分に似合う色を知り、お客様には輝いていただきたいと思っています。
Comments